図形(空間図形)・断面図上で幾何的に考える

(問題4)

                         (2021 早稲田大・理工)

 

(解答例)

(重要ポイント)

・図形問題は、初等幾何での考察、ベクトルでの式処理、座標系の導入 のいずれかで別解が作れる。得意な解き方を決めておいてもらってよいが、初等幾何での考察が、最も計算が少なく、図形の状況を細かく把握でき、おすすめである。

・空間図形を初等幾何で考察する場合は、求めるべきあるいは注目するべき辺を含む平面上で考える(断面図で考える)のが、通常である。3次元のままで考えられる天才は少ないので、普通の人は2次元で次元を落として考えるべきである。微積分の考え方も同様である。

・ベクトルや座標系を組み込む場合、条件を数式に変換していく。図形の状況を式として表現してしまえば、あとは代数計算をするだけであるが、計算ミスを防ぐためにも、常に図形的解釈に変換して、解が妥当なものであるかを視覚的にも確認する習慣を持っておきたい。

 

(関連問題) 1980 東京大

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2022   群馬大・医 第3問

 

(解答例)