立体図形・空間ベクトル

(問題17)

                        (2019 早稲田大・理工)

 

(解答例)



(重要ポイント)

(1)外心の位置ベクトル表示には、辺ベクトルとの内積が(辺の長さの2乗)÷2 であることを利用する。

(2)kの値を決めるための条件はOQ=1ということであり、これをベクトルで数式表現すればよい

(3)2ベクトルのなす角が鋭角か鈍角かは内積が正か負かで判断される。内積が0であれば、2ベクトルは垂直である。したがって、内積が正か負か0かを論証すればよい。

(4)PQ=2が出せると、PQが球Sの直径であり、図形的な状況を把握する大きな一助となる情報である。A,B,Cが球S上にありかつ、Pを中心とする球上にあることも把握できると、より図形的状況が把握できるようになる。

「外心と重心が一致する三角形は正三角形である」という事実はよく使うので、特に平面ベクトルの分野で使う訓練をしておきたい。